テレパシーで以心伝心!言葉はなくとも雰囲気で伝える日本の技術

「そういえばさ、日本のアニメってどうして動物がしゃべるの?」
「アニメだから」
「……」

こんなアホな会話があってもいいのでしょうか。私はどう答えれば良かったのでしょうか。アニメだからしゃべっている以外に答えようがありません。だいたい映画だって動物がしゃべる作品があるでしょうに。なぜに日本のアニメに限定するんじゃ。そんな憤りを覚えたものですが、こんなのは序の口です。

「ピカチュウ(アニメのキャラクターの名前)ってさ、しゃべらないのに通じてるよね?」
「ペットを飼ってると撫でて欲しいのか遊んで欲しいのか分かることがるでしょ?あれと一緒なんじゃないの?知らないけど」
「ああ。なるほど」

なんていう会話をしたこともあります。私はアニメには詳しくないのでピカチュウについてはキャラクターとして存在していることくらいしか知りません。ですから正確なことは分かりませんが調べてみるとあながち間違ってはいなかったようです。

「日本人ってさテレパシーでも持ってるの?」
「え? なんで?」
「だってNOって言わなくても伝えることができるんでしょ?」

もうお手上げです。意味が分からない。いえ、言いたいことは何となく分かりますが分からない。どう返していいのやら分かりませんでした。彼が言いたかったのは「NOと言えない日本人」というのはテンプレート的な話しでしょう。これも良く聞きますね。海外には日本人にNOと言ってはいけないという話しもあるくらい浸透しています。

何かで議論をすると、この差は顕著に出てきます。「それは違う」と意思を示すために「NO」と言います。討論番組で両極に位置する人が真っ向から対立するイメージに近いですね。討論番組なんかを見ていると「なんか下品だなあ」って思いますよね?

でも海外の人にとっては自分の意見を主張することが最も大切なことなのです。もちろんNOだけじゃなく「アイムソーリー・~」みたいな断り方もあります。柔らかい表現もありますから興味のある方は調べてみて下さい。

一方、日本ではどうかと言うと「そうかもしれないけど」みたいな言い回しをします。だから海外の人はイライラするんですね。例え相手が流暢な日本語を話したとしても、この回り道に慣れないそうです。

しかし日本人って言葉だけでは判断しません。声のトーンや大きさ、表情や仕草など、微妙な変化を感じ取って言いたいことを察します。こういうところが海外の人からすればテレパシーに分類されるのかもしれません。

ただ、相手を傷つけないように注意するあまり、言い回しがくどくなるということはあります。日本人同士でも「はっきり言え!」と心で叫ぶこともありますからね。日本人同士でもそうなんですからストレートに伝える海外の人からしたら尚更ですね。だからといって日本の言い回しが悪いのかというとそうでもありません。

どちらの言い分も正しくて間違えています。結局は郷に入れば郷に従えが正解でしょう。日本いたらやはり控えめが一番です。相手にも不快感を与えませんしね。ですが海外ならYES/NOをしっかりと伝える。これが海外流の思いやりです。

時と場所、そして相手にあわせて使い分けることが何よりも大切だという話しです。つまり私のようなカメレオンタイプが一番、ということですね。俗に八方美人とも言いますが私は男ですから気にしません。相手に不快感を与えないためですからね。自分が傷付かないためとも言いますが…別に相手の言葉に合わせるという意味でもないですし問題はないでしょう。

ということで是非ともカメレオンとなって対応してみて下さい。もしかしたら海外の方とも仲良くなれるかもしれませんよ?