日本には今でもサムライがいる!刀とチョンマゲは基本です

「君はどこの国から来たんだい?」

ある国で現地の友人とお酒を飲んでいたときに見知らぬお兄さんから声を掛けられました。日本人なら「日本です」と自信を持って答えますよね?私も例に漏れずつまらない答えを返しました。面白くするつもりもないのだから当然ですけどね。

そしたらなんと、すんごく驚かれました。「チョンマゲはどうした!」って言われましたが「あんたがどうかしてんだよ」と言いたくて仕方がありませんでした。もっとも相手も私もお酒も入ってましたから。少しからかってやろうと思い「実は親から武士として認められなくて」と神妙にしつつ言ってみました。

ことのほか食いついてくるお兄さんに若干引きながら即席のお話しをしてあげました。友人は笑っていましたがなかなかの出来だったと自画自賛。最後に「というのは冗談で」と伝え、「サムライは絶滅した」と真実を教えてあげました。

なんだか物凄く落胆していましたけどね。なんでもお兄さんはサムライに憧れた時期があったとかなかったとか。現実とは時に厳しいものです。まあ、その前に私の格好で気付けと言いたい。

これは特別中の特別で、レアなケースだと言えるでしょう。しかし似たような話しはどこにでも転がっています。例えば「日本と言えば」と聞くと「将軍、ハラキリ、芸者ガール」と答える方は意外といます。あとは刀とチョンマゲも基本ですね。

「それは日本であって日本ではありません」と返すことも定型文となっています。これって「アメリカと言えば」と聞かれて「インディアン」と答えるようなものですからね。イメージの世界は厄介なものです。

そして日本を知らない人に対して彼らが日本を紹介すると「日本はサムライとチョンマゲの国」と誤解されてしまいます。さらに誤解した人がさらに次の人に話すと「サムライがバッサバッサと人を殺して回っている国」となります。「どんな修行の旅だよ」と私ならツッコミますが、残念ながらこれは例えです。

つまりは口伝こそが諸悪の根源ということです。ですから私が創作話しをしたのは悪手です。反省しております。過去の話しですので許してください。ちゃんと誤解も解いて差し上げたので(お兄さんはガックリと肩を落としてましたが)大丈夫でしょう。彼ならやってくれるはずです。

これらは嘘のような本当の話しです。「日本はサムライの国」というイメージを持っている人は極々マレにいます。砂漠でコンタクトレンズを見付けるくらいの確率だと思いますけどね。そうだとしても日本人としては遺憾の意を表明したいところです。刀なんて持ち歩いたら銃刀法違反で捕まってしまいますよ。

こういった誤解の本(もと)は「日本に興味がない」、「テレビで日本のことを扱わない、もしくは昔の日本を紹介する」といったところに原因があるのでしょう。興味があれば自分で調べるはずですし、少しは勘違いも減ると思いますが…興味がない相手に興味を持てというのも無茶な話しですよね。それに興味がないものをテレビで放送するわけもありませんし。

とにもかくにも酒場で会ったお兄さんのようにサムライに憧れている人もいれば、『日本人=野蛮人』と畏怖している人も少ないながらもいるということです。そういった間違ったイメージを持っている人たちに日本を知ってもらおうと日本のアニメを海外向けに出しています。このアニメが新たな戦いの幕開けとなるのですがいつかご紹介したいと思います。

最後になりますが、これはあくまでも一部の方が持っている誤解です。一部の本当に一握りの人が勘違いをしているだけです。これを読まれた方が誤解しないことを願うばかりです。